信用取引

信用取引とは商品取引の支払い方法の一つで、商品の引渡し時には代金支払いを行なわず、決められた期日までに後日支払いを行なうこと。このことから次の意味で使われる。

  1. 株式や株式購入の資金を証券会社より借り入れて株の売買を行う投資手法のこと。
  2. 会計用語の1つであり「掛け取引」や英語では「On account」と呼ばれ、買掛金(Accounts Payable)と売掛金(Accounts Receivable)というそれぞれの勘定項目に記録される。

本項目の以下では、株取引での信用取引について説明する。会計に関する説明は買掛金と売掛金を参照のこと。

現物取引と対比して使われることが多い。英読みのまま単にマージンとよぶことも多い。

株式の信用取引においては、後述する「品受」および「品渡」により決済する場合を除いて、買い付けた株式や売りつけた株式代金そのものを投資家が手にすることはなく、あくまで売買によって生じた差額のみを受け取る、または支払う。

日本の場合、利用に当っては証券会社に信用取引用の口座を開設する必要がある。損益が膨大となりやすい特徴があるので、利用に当っては取引制度を十分に理解する必要があり、口座開設に当たって証券会社の審査が実施されている。ただし、これはあくまで日本の場合であり、米国をはじめ、いくつかの諸外国の証券会社では、ミニマムデポジット(たとえば最低残高US$2,000.00やUS$3,000.00以上など)の条件さえ満たせばこのような審査がない場合が多く、証券会社により倍率は異なるが、口座開設早々から資金の2倍、3倍での取引が可能である。米国の場合、後述する「空売り」に関しては、条件すらない場合も少なくない。


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